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「歳!!総司は!?」
本陣に着き最初に言われた言葉はこの言葉だった。
歳三は上に立つ者なのだから労いからだろうと思いながらも勇らしいかと思った。
「大丈夫だ。此処でスヤスヤと眠っている。」
歳三はニヤリと笑い勇に総司を見せた。
「北条勢が上山城を攻城始めました!!」
忍びが伝えに来た。
「では行くぞ!!」
勇の言葉と共に行こうとしたら
「北条勢が追撃して来ています!!」
今度は追撃だ。歳三はため息をついてしまった。
「勇、お前は逃げろ。敵は深追いしないだろう。総司は任せた。」
歳三はそれだけ言うと自分の隊を連れて上山城に向かい始めた。
「歳!!俺も行くぞ!!」
勇がそういい追い掛けようとすると
「お待ち下さい。土方さんの気持ちを汲んで上げてください」
伊東が諌めた。
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