北条攻める!!

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上山城に何故か知らないが簡単に入れた歳三は疑う暇もなく、城主を労いにきた。 しかし、其処に居たのは16歳ぐらいの青年であった。 歳三は軍備、外交などは少し自分でやっていたが城主分けは勇にやって貰っていた。 更にその青年の両隣にいるのは恐らく服装から見て百姓であろう。 歳三は頭が混乱しながらも先ずは城主の名前を聞くべきだと判断した。 「すまぬがそちの名前を教えて欲しい。」 歳三は城主の16歳ぐらいにも関わらず落ち着いているのを見て少し興味が沸いてきていた。 城主は少々言うのを躊躇った後に 「最上義康」 と蚊が鳴くぐらいの小さな声で答えた。 歳三は思わず刀を構えた。 「最上一族は皆死に絶えた筈だ。」 歳三は斬りかかろうとすると両隣にいた百姓が前に立った。 ,
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