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せめてこの子だけはと思い持って帰ろうとするとその子に指を噛まれていた。
子供と言えど熊の子に噛まれたのだからかなり痛い。
歳三は痛いのを我慢しながらも熊の子にすまぬ事をしたと呟いた。
歳三が噛まれたままにしていると熊の子ももう体力が長続きしない為か諦めていた。
「土方さん、終わったんですね。僕も手間が掛かりましたが終わりました。」
総司はそう言うと生きたままの兎を見せた。
歳三も生きたまま捕まえるのは時間掛かるよなと苦笑いをしていた。
歳三は総司はそういう子だからなと納得していた。
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