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歳三と総司が着くとまだ誰も居なかった為に歳三は自分で止血をしといた。
傷は思ったより浅かったらしく大丈夫だろう。その傷口を舐めている熊の子も中々可愛い様に見えた。
そして、勇、一、山南、伊東………そして最後に新八が帰って来た。
「新八、お前の負けの様だな。」
歳三は嬉しそうに新八を見ながら話した。
「それにしても歳が倒したのは熊かよ。俺は鹿なのに…」
勇が悔しそうに呟いた。
「近藤さん!!僕は素手で兎を捕まえたんですよ!!」
総司が誉めて貰いたくて得意げに勇に話した。
「お前も良くやった。」
勇に褒められた総司はますます得意げの顔をしていた。
後日、新八が城下町で笑われたのは言うまでもない。
また、総司は兎を素手で捕まえた為に民から民へ噂が流れ日本中に流れた。
歳三の熊との戦いはある詩人が歌にし、子供達に歌われた。無論詩人が歳三をかっこよく歌にしたのは言うまでもない。
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