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歳三が着くと川を挟んで対陣していた。
歳三はすぐに上杉の本陣向かった。
本陣に入ると謙信はとても難しそうな顔をしていた。
「謙信、どうした?」
歳三の声を聞き謙信は顔を上げ歳三を見た途端歳三なら分かるかもしれないと思った。
「今、困っているんだ。北条高広と栗田鶴寿が反乱を起こした。恐らく武田方の策略だろう。」
謙信が向かう事は出来ず兵数でも敵方に負けている為に兵を向かわせるのも難しい状態だ。
「謙信、俺が行けばいいだけじゃないか?」
歳三の言葉に謙信はとてもすまなそうな顔をしていた。
しかし、今はやってもらうしかないのだ。
「強行した為に兵士達は疲れてるすまぬが明日行くでいいか?」
歳三の問いに頷いた。
謙信は心の中で歳三がいると安心出来ると思った。
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