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歳三が辛抱強く待っていると話し始めた。
「彼は武田の軍師山本勘助です。彼の功績はたった500の兵士で10000の大軍を破ったと言うのが大きいです。また、城を作る事が上手い為に攻城攻めの仕方も熟知しています。恐らく殿の作戦に気が付いたのも彼でしょう」
歳三は知れば知るほど彼の怖さがよく分かった。
そして自分と山本勘助どっちの方が強いか試したくなった。
「定直、攻城攻めはどのぐらい進んでいる?」
歳三の質問を聞き定直は答えた。
「もうそろそろ門を壊せます。」
歳三はその言葉を聞き奇策は今必要ないなと判断した。
歳三は山本勘助と戦いたい気持ちはあるが変に奇策を使おうとし失敗するよりは正攻法でいく必要があるのをきちんと理解していた。
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