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歳三が策を巡らせていると味方の兵達も敵兵を倒し追い付いてきた為一気に突撃を掛けることにした。
新八、歳三、勇、総司、一、山南を先頭に鋒矢の陣を作り突撃した。
すると組長格の奮戦によりみるみるうちに敵兵を倒し三十郎の前にたどり着いた。三十郎は全身が傷だらけで倒れていた。
「三十郎!!生きているか!?」
勇の声に答えるかのように手を少し動かした。
「10番組長原田左之助隊の者!!三十郎を連れて下山せよ!!」
歳三の言葉に10番組の者は不平を唱えつつ渋々従った。
皆仇討ちをしたいのだろう。
「他の者は今から敵を倒すぞ!!」
歳三はそれだけ言うと城へ進んで行った。
歳三は三十郎は助からないだろうと分かっていた為つい涙が出そうになった。
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