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「定直ではないか!!お主もワシを頼りにきたか?大変だったろう」
輝宗は心配そうな声を出していたが口元は小馬鹿にするように笑っていた。
「私は和平の使者として来ました。」
定直の言葉を輝宗は睨み付け始めた。
「そちは最上家と良好であった伊達ではなく敵対関係にあった新撰組とかいう方に着くのか?」
「はい。和平は無理ですかな?」
定直はイライラし始めたのか率直に尋ねた。
「無論じゃ。しかし、何故最上義光が負けたかぐらいは聞かせてくれ」
伊達輝宗は歳三、定直に自分の戦う相手を知る下心をはっきり感じさせた。
「はぁ、では……
…という訳です。」
戦いをすべて話すと輝宗を初め側近の人達も青ざめていた。
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