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「私は北条かな」
伊東甲子太郎がさも当たり前かの様に言った。
「何故だ？」
「理由は北条の経済力です。彼らの経済力は我らのおよそ2倍かと。また北条は鎌倉から続く名門義も立ちます。」
そう言うと皆口々に賛成の意を表した。
歳三も賛成であった第一長尾家は信濃を巡って武田と戦う可能性がある。
すると長尾景虎が武田と戦っている時北条とほぼ自分達の力で戦わなければいけないのだ。
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