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長尾景虎がもしもただ力があるだけで能力がなかったら…いやいや確か兄を倒し当主になった男実力は多少あるだろう。
歳三は定直の屋敷を出て、また勇がいる山形城に移動した。
「歳、悪いな。迷惑ばかり掛けて」
勇のいる所に行くと一番初めに聞いた言葉がこの言葉だった。
「もういいんだ。ただ長尾景虎に会いに行かせてくれ。」
「歳、お前が好きなようにやってくれ。」
「悪いな、勇。総司を借りるぞ」
歳三はそれを言うと出ていった。
「歳、本当にすまん」
勇の言葉は歳には聞こえなかった。
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