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そして、遂に出てきたのはかなりのお年だと思われる老人だった。
しかし、その歳を感じさせない雰囲気を持っていた。
この人は敵にしたくないと思わせる力を
「門衛の無礼誠に失礼致しました。土方歳三殿。」
こいつ俺を知っている。どんだけの情報網なんだ。
「いえいえ、我らが急に来たためそちらも慌てている所でしょう。」
歳三も負けじと言い返した。
この老人もまた歳三の洞察力に驚いた。確かに長尾一門はかなり慌てた。
しかし、それを歳三は知らないはず。ただ思った事を言っただけか?
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