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春日山城に着くと謙信はもう行っていた。
春日山城にいた人曰く、川中島の善光寺盆で戦だろうと謙信が呟いていたらしい。
歳三は土地の者に案内して貰い移動した。
そこではもう戦いが始まっていた。
流石は戦国最強と名高い両者の戦いだけはある。陣形は指揮官の一声で一つの生き物かのように変わる。徐々に兵数の多い武田は優勢になり始めた。そこに先陣をきっていた板垣信方が上杉軍に穴を開けた。
これはヤバいと思い歳三は
「方円の陣で1番隊進め!!」
「了解です!!」
山南はそういうと上杉本陣に向かい穴を埋めに行った。
「総司!!鋒矢の陣で敵軍の側面を突っ切れ!」
「了解!!土方さん、だけ休みは無しですよ」
総司は笑いながら側面を叩きに向かった。
「あいつには緊張というもんがないのか」
歳三はつい総司を見て苦笑いしてしまった。
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