終焉まであと240時間

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僕が何故こんな能力を持っているのか?何故神という存在を消さなければならないのか? それについて、どこから説明すればいいものか……。 まずは、僕の名前は藤原 恭介。 その、能力が使えるという事を除けば何のへんてつも無い、ただの18歳である。将来焼き鳥屋を開くのが夢で、今は居酒屋のバイトをしながら修行させてもらっている。 父と母、つまり家は町の小さな書店を開いていて、それなりに幸せな生活を送れている。 そう、たった1つのイレギュラーを除けば。 そのイレギュラーとは、父がまだ若かった頃、今から20近く前まで遡る。 その頃には、父は既に母と結婚していて自分の書店も構えていた。 昔から父は本が好きな事もあり、他人よりも少し夢見がちな性格らしい。
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