心と絆

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  次の日、老婆は猫と共に朝食をとっていました。猫はとてもお腹が減っていたので、たくさん食べました。 老婆が笑った時に、猫が言いました。 「あなたはだれ?」 しかし老婆の耳には“にゃー”としか聞こえませんでした。 私たちは動物が何を言いたいのか、理解できません。彼女もまた、理解できませんでした。けれど彼女は言いました。 「私の名前はシェリーよ」 「あなたのお名前は?」 猫は老婆を一瞥し、何も答えませんでした。  
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