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ある日、あいつはこんなことを俺に言ってきた。
『ねえねえ!私ピアス開けたい!』
「はあ?開けりゃいーじゃん。」
『あのね…同じところに開けたいの。』
「?!?!?!」
びっくりだ………
まさか、そんなことを言ってくるとは誰が恋人に言われても思わないだろう。
「いや…別に、俺はいいんだけどさ…」
『本当に?!やった~』
そして俺に大好きなあの笑顔を向ける。
俺もつられて思わず笑った。
俺達は一つのピアスを買い片方ずつ片耳につけた。
『これって…さり気ないペア物だよね。ちょっと恥ずかしいけど…嬉しいな///』
そして、またあの笑顔を見せる。
同じピアスなのに何故かお前のだけ、やけに光ってみえた。
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