冬休み

6/7
前へ
/85ページ
次へ
「少々お待ち下さい。」 と言ってうしろにある大きな棚を一つずつ開けて何かを探し始めた。 私は近くにあった椅子に座り、まわりを見ていた。 「塾とは思えない…」 「そうですよね~」 「あっ!す…すみません!あまりにも…なんていうか…カラフルで!」 ニコッ 「私もそう思います。オレンジや黄色のソファーがいいですよね~」 う…わぁ、これが営業スマイル?! さすがぁ… 私がボーッとしてると、三枚のプリントを持ってきた。 「このプリントに名前とふりがなを書いて下さい。」 サラサラサラ~…と、 よしっ! 「あの、これでいいですか?」 「はい、ありがとうございます、藤原さんのクラスは、廊下をまっすぐ行って一番最初の教室ですよ」 「ありがとうございました!」 あの人いい人だったな~♪ なんか元気になっちゃった! よ~し、頑張ろう!
/85ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加