とある時空の永久未来

第一章-ﾐﾗｲﾉｼﾞｭｳﾆﾝ-

｢古代史だりーな…｣

俺こと先崎巧は古代史の授業を受けていた。

古代史とは、過去…何て言うんだろ。なんかこう、一昔前の歴史を勉強する授業だ。そう、日本史だ。

｢…この時代には七人のレベル５がいました。この中でもっとも注目する人物は御坂美琴という、七人のうちの第三位に位置する…｣

(ふーん…御坂美琴か…)

いまさらだが俺は古代史が嫌いだ。なんか過去の栄光を並べただけにしか聞こえないから。

ﾋﾞｰ…

授業終了の合図がなった。