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その声にユキナはゆっくりと振り向き輝美を見た
「……何」
「あのさ、自由研究なんだけどさ…ユキナはもう決まった?」
ユキナの無愛想な受け答えを全く気にしていない
「…決まってないけど」
終業式でもう夏休みの宿題の事を考えるなんて気が早いな、とユキナは思った
「なら明日自由研究を一緒にしない?いい場所を見つけたの」
「いいよ」
ユキナがそう言うと輝美は顔を輝かせて
「よかった!じゃあ明日10時に地元の駅に集合ね!」
「わかった」
その時はただ夏休みの宿題を早く終わらせるただそれだけだったのに…
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