洞窟

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「じゃあ行こうか」 と輝美は言ったので電車に乗り洞窟の入口に到着した 洞窟は町から少し離れた山のなかにあった、洞窟の中は昼間だというのに暗くてよくわからない 「戦争中はトロッコで山で採れた木の実やらなんやらを運ぶためによく使われていたらしいけど電車ができてからはてんで使われなくなったらしいよ」 と輝美が得意気に説明をする 「…で何を調べるの」 ユキナが聞くと輝美はよくぞ聞いてくれましたとばかりに 「だからー自由研究は幽霊スポットを調べてみましたって事にしようと思った」 「えぇ…いいのかな…」 と美鈴は心配そうに尋ねた 「大丈夫、大丈夫!ここ幽霊スポットでも有名なのよ?」 いやそういう意味じゃない…と美鈴は思った、ユキナが美鈴の肩をポンと叩いた
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