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冷たい風が相変わらず肩をたたく
輪郭のない嫌悪がささやく
混乱は思っていたよりも深く
樹海の暗闇にただ一人わななく
何かが欠落してしまったあの日から
すべてが歪み出した おぎなえないまま
例え僕が死んだとしても
誰も哀しむ者なんかいないはずだ
自分にうそをつくのはもう
うんざりだ
まわりを気にしながら生きるのも飽きた
風向きひとつで声の音を変える
下劣な社会にもう うんざりだ
あまりにも僕は不完全すぎた
器用に物事を割り切るなんて無理だ
順応するという生理がおきず
その代償を支払う日々が続いた
それらは誰のせいでもない
まるでこの雨ふりのように 止めることが出来ない
例えば海の侵食のように
心の砂がけずられてゆくにすぎない
GOOD BYE MY LOVE 出発の時間だ
これ以上はどうやら限界だ
すべてを洗いざらいにきれいにして
新しく生まれ変われるのなら・・・
黄昏に消える目よ
そこから何を見ているのだろう・・・
透明な空気の層?
途方もない悲しみの底
嗚呼、声に出して叫べれば
どんなに楽になるだろう
行き場のない苛立ちと
無数の孤独のために僕は唄おう
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