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「朱菜悠里ってあの」
「そうだよ、あの」
「メッチャ強いんだよな」
「そうそう」
ざわめきは収まらない
わかってたことだ
あそこから離れてからは
精神的に不安定で
毎日のように無心で
暴れてたから
翔「おい!!
お前ら悠里の事
しってんのか?」
男がそういうと
大勢の中から金髪で
顔が整ってる
男がでてきた
翔「雅紀」
そいつは雅紀
というらしい
雅「おう。あのな
知ってるも何も、
朱菜悠里っつったら
くそ有名だぞ」
雅紀というやつは
苦笑いしながらそういい
あたしの表情を伺う
翔「えっ?」
あたしは無表情で
見返すだけ
雅「あのな朱菜悠里
っつったら神大中での
総番みたいな
存在なんだよ」
あたしの表情に苦笑いを
こぼしそういった
翔「はぁ?なんだそれ」
男はあたしを
しらないらしい
まあぎゃあぎゃあ
言われるよりはまし
雅「だから悠里ちゃんに
喧嘩売って勝った奴は
いねぇの。それくらい
強いってことだよ」
そうなんだ、
あたし負けたこと
なかったんだ
初めてしった
翔「マヂ?喧嘩
できなさそうなのに…」
そういわれあたしは
悠「いや、あのさ
あたし喧嘩してない。
つーか、人違い」
と嘘をついた
めんどくさいことに
巻き込まれるのは
ごめんだ
雅「…それマヂ?」
悠「マヂ。だいたい
そいつの顔見たこと
あんの?名前だって
間違え。あたしは
喧嘩したことない、
だから神代で一番
強くなれるわけねえし」
そう告げるとあたしは
崎原に目をうつし
「帰る」
とだけ言い残し
倉庫の扉に手をかけた
翔「ちょっ,まだ紹介
終わってねえし」
だがこの男は異常に
しつこい
悠「はあ…つかなんで
紹介されなきゃ
なんないわけ?
あたしあんたと
知り合ったばっか
なんだけど」
そういっても
男は駄々をこねる
こどものように
翔「いいの!!」
と,そういい
「話の続きな」
と回りに話しかける
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