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「なんかギュヨンがミンソニ先輩とお昼食べたいって言ったんで連れて来ました!」
ソウクの一言で途端に慌てだすギュヨン。
慌てる姿が可愛くてついつい笑ってしまった。
「ちょっソウク、そういうこと言わないでよ~!先輩に笑われたし…」
「ふふふ、ごめんごめん!ギュヨンが可愛くてつい…慌てるほど一緒に食べたかったの?」
聞くと少し頬を染めてギュヨンが頷く。
「なんだぁ、もっと早く言ってくれればよかったのに~じゃあこれからは3人で食べようね!」
「あ…ありがとうございま」
「あ゙ーーー!!!」
「び、ビックリしたぁ…どうしたのソウク?」
「昼休みイェソン先輩に呼ばれてたの忘れてた!怒られちゃうっ…じゃあ私行ってきます!!」
ソウクは食べかけのお弁当を物凄い早さで片付け屋上を去っていった。
(そんな急がなくたって怒られやしないのになぁ。)
イェソン先輩はソウクの部活の先輩兼、恋人。
あの人も物静かな方で、少し不思議な先輩なんだけど歌がものすごく上手くて。
だから合唱部の部長なんだろうけど…
でも先輩は誰が見てもソウクを溺愛していて、怒ってるところなんか見たことないくらい。
(だから少しくらい遅れたとしても、きっとすぐに許しちゃうんだろうな…)
先輩のあのデレデレした顔が頭に浮かぶ。
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