第一章

4/12
前へ
/117ページ
次へ
知らず知らずニヤニヤしてたみたいで、図書館に入るまえに同僚の佐倉萌に声をかけられた 「桐子!なんかいいことあった?なんかニヤニヤしてるよ」 「えっ!?」 びっくりしてほっぺを両手で覆った 「おっ?ホントに何かあったのかなぁ?」 なんか萌が今度ニヤニヤしてるよ 「えっ?いやいや特には…」 なんか後半はゴニョゴニョとなる 「ふーん。ま、帰りにでも聞きだそうかなぁ~」 何故か嬉しそうな萌の後を追うかたちで図書館に入った。 佐倉萌は一緒の年に入った同期だ。 まぁ私が遅く入ったから私より二歳若い。 萌は私の病気のことを理解してくれる1人だ。おばあさんが私と同じ病気らしくよく気をつかってくれる。 最近は彼氏とのクリスマスを楽しみにしている。
/117ページ

最初のコメントを投稿しよう!

98人が本棚に入れています
本棚に追加