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今日の仕事も1時間で終わりそうな時間だった。
「こんばんは。今日って絵本の新刊入りました?」
あっ!蒼太さん!
顔が熱くなるのを感じた。
「あっ!はい!今日は新刊3冊入りました。ご案内しますか?」
「お願いします」
「佐藤さんちょっとご案内してくるのでよろしくお願いします」
先輩に声をかけ私は受付を離れ蒼太さんを先導して新刊のコーナーへきた。
「ここが新刊コーナーですので次からはここにこられると良いですよ」
ニコッとしてから会釈した。
「ありがとうございます」
「では私はこれで…」
また軽く会釈して受付に戻る。
顔が熱いのわかる。
私やっぱり好きなのかな…
ほとんど話したこともないのに。
「ね、あの人かっこいいね。どこの人が知ってる?」
受付に戻ったら佐藤先輩に聞かれた。少しドキッとした。
「近くの保育園で保育士してる方のはずですよ」
「へ~。保育士さんなんだぁ。今度話しかけてみようかな」
佐藤先輩はいわゆる美人さんだ。
色白でパッチリ二重。出るところは出てるスタイルバツグン。
それに引き換え私は背は低めだし、胸はない。顔は並みだとは思うけど、先輩が蒼太さんと話してしまったら先輩の方がいいよね…
ついついネガティブになってしまう…
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