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少年時代
19xx年5月に俺は生まれた。
生まれる前に父親は他界
母親は俺を出産すると同時に息絶えて他界した。
つまり…俺は母親に抱かれることなく育っていく、家族愛に餓えた少年だったのだと思う。
しかし事故により両親を失った事を知ったのは、まだまだ先の話である。
小学校、中学校の義務教育は勉強ができたわけでもない普通の少年だった。
ただ運動神経は抜群で器用だった俺は、どんなスポーツでも頼られるほどの吸収力を持っていた。
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