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「では、順に自己紹介でもしてもらいましょうか」
担任の先生であろう、少しばかり若過ぎる安斉先生はそう口にして、教壇にある椅子に腰かけそのまま笑顔で無言になってしまった。
生徒達はその先生の沈黙が挨拶をしろ、という合図だと判断し…
すかさず出席番号一番から順に自己紹介が始まった。
総勢、三十人という丁度良い様な人数のクラス。
巫人も、無事挨拶を終え…
先程からきになっていた銀髪の青年の名前が何なのか、そして成績表で同着だった海永 零とは誰の事なのか…
そんな事を考え、巫人は一人一人の挨拶を聞いていた。
そして、ついに…
順番は銀髪の青年に回ってくる。
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