2/2

5人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
火照った僕の体に、季節に見合う冷たい風が吹きぬけてゆく。 その風の吹いていく先を見届けようと視線を向けたが、向かった先は、相も変わらない鉛色の空だった。 僕は少し自嘲気味な笑みを浮かべながら、目的地までの歩を進めた。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加