first story

7/15
前へ
/95ページ
次へ
「う……ぁ……」 ビーッッ ビーッッ 鳴り響く、うるさいERROR音… マスターと別室で良かったとつくづく思う。 不規則に起こるERROR… しかも、もう最近は毎日だ。 マスターに見つかっていないのが不幸中の幸いなのだろうか…。 バラ…と壊れるデータ… 「ぅ……ぁあ゛っっ」 片手だけだった壊れる範囲も、今となっては全身に広がっている。 苦しいんじゃない… 痛いんじゃない…… 『恐い』 「っ………」 ERROR-ERROR-ERROR-ER…… また、何事もなかったかのように戻るカラダ… もう、本当に持たない気がする… いや、絶対に…。 マスターと出会った日まで、データが持ってくれるか……わからない…。 「っ……ごめんなさい…ますた……」 *
/95ページ

最初のコメントを投稿しよう!

587人が本棚に入れています
本棚に追加