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俺が新宿まで行く途中で
茜は着いたと言っていたので
なるべく早く行きたかったのに
早々と迷い、結局茜のいる
中央口に行けたのは
俺が新宿に着いてから
10分後だった…
(ハァ… 最悪だ。
茜、怒ってるよな…)
小走りで、茜らしき人物に急ぐと
茜も気づき寄ってきた。
｢海野… 治くん？
はじめまして!｣
(カワイイ…)
俺は実物の茜と
挨拶を交わして思った。
今までは顔の写真だけで
全身を見たことがなかったので
イメージはしたことがなかったが、
俺より背が高くて
細くてカワイイ…
(ドクン ドクン…)
好きな想いが強まった気がした。
でも茜に恋をしても
付き合えるわけない…。
俺はそうやって
想いを深くしまい込み
俺達は、昼飯を食ってから
汐留まで行った…
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