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キーンコーン
カーンコーン
「あ゛っ～～！終わった！色々な意味で終わった！」
長かった３年間と、それよりさらに長かった気のする卒業式と担任の有難いお言葉。
やっと解放され思わずでた本音だったが、卒業式後のクラスでは泣いてる女子達も少なくはない。
場違いな一言を発してしまい投げ掛けられる視線から、逃げるように帰りの準備をする。
「さて、、じゃあ、みんな！また後でな！」
カバンを抱えて、第2ボタンの取得交渉やら、卒業アルバムの白紙部分に寄せ書きをしているクラスメイトから逃げるように声を出した。
後ろからは、
「15時からだぞ！遅れんな！」
「卒業アルバムはもって来いよ！」
などクラスメイトからの声が聞こえる。
アキラのクラスでは卒業式の後に、飲食店を経営している友人の家を借りきって、参加費無料の卒業記念パーティーが開催される。
「あいよ～、じゃあまたな～。」
アキラは振り返らずに手を振って教室を後にする。
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