ばしょこさんと僕

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「ばしょこさん、上向いて歩いてると転びますよ」 「曽良君、星が綺麗だねェ」 「あ」 ドベシャァ 「いたたたた…」 「だから言ったじゃないですか…ホラ、立てますか」 「へへ、ありがとう、曽良君は優しいねェ」 細い手だ、と思った 軽い体だ、と思った 熱くなった頬を隠すように空を見上げた 「ね?星が綺麗でしょ」 「…そうですね」
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