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私は恐る恐る振り向いた。
そこには、エプロンを真っ赤に染めたルナが立っていた。
ルナ『逃がしませんよぉ…?』
口元が一気ににやけ、人形の様な目がギョロッと光った。
新菜『アアアアア…。』
私は恐怖に叫ぶとルナの手を振り切り、ドアに体当たりした。
…ドンッッ…
ドアは予想以上に簡単に開き、私は外に転がり出た。
私は痛みを堪えながら、すぐに後ろを振り向いた。
だが、店の外にルナは出て来なかった。
新菜『…ハァッ…。』
私はホッとして立ち上がった。
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