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京「明日で最後か……」
服を脱ぎながら思った。
ずっと旅行に行ってればいいのに。
溜め息をつきながら風呂場に足を踏み入れる。
浴槽は湊さんがお湯を張っていてくれた。
京「あー……」
湯船に浸かる。
連日の筋トレがかなり来てる。
でも、かなり体つき良くなったな……。
胸筋とか……。
これも衛さんのおかげだ。
湊「京助君ー」
京「え?」
ドアの向こうから湊さんの呼ぶ声がした。
京「ど、どうかしましたか?」
湊「一緒に お風呂、入りませんか?」
答えを聞く前にドアを開けられた。
京「お……」
水着でも着てるものかと思いきや、着てなかった。
その代わりにタオルを巻いていた。
湊「ど、どうでしょうか?」
京「ありがとうございます」
湊「?」
俺がそう言うと、湊さんが首を傾げた。
京「このシチュエーションは男の夢なので」
湊「そ、そうでしたか……」
恥ずかしそうに頭の後ろをポリポリかいている。
湊「あのー……一緒に入っても?」
京「どうぞどうぞ」
それはもちろん大歓迎だ。
失礼します、と言いながら俺の足の間に収まった。
背中を俺に預けてきたから、俺は湊さんを抱き抱えるような感じになった。
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