9月1日

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湊「んー……」 気持ち良さそうにお湯に浸かる。 俺に背中を預けるようにして肩まで浸かった。 湊「はー……温かい……」 京「そうですね」 湊さんをギュっと抱き締めた。 肌を密着させる。 もう、抱き締めることに躊躇いはない。 多少、恥ずかしいけど。 湊「もう、京助君ったら……」 京「嫌でしたか?」 湊「いいえ、全然」 湊さんを抱き締めている俺の腕に手を添える。 京「……湊さん、お湯にタオルを浸けちゃいけないんですよ?」 湊「ここは温泉じゃありません」 軽く笑いながら一蹴された。 だが、俺は諦めない。 京「湊さんとちゃんとくっつきたいなー」 湊「甘えん坊ですね」 京「……駄目ですか?」 湊「だーめ」 胸を隠すようにタオルを更に絞めた。 こうなれば強行手段だ。 タオルに指を引っ掛けて一気に引っ張る。 湊「きゃ!?あ、だ、駄目ですってばぁ!」 京「ルール違反です!」 湊「いや、やー!」 完璧にタオルを剥ぎ取ってやった。
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