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湊「京助君、京助君」
京「ん……」
朝、湊さんに揺すられて目が覚める。
目を開くと湊さんが微笑んで俺を見ていた。
京「おはようございます……」
湊「はい、おはようございます」
京「どうしたんですか?」
湊「いえ、特にないですけど」
京「なんすかそれ……」
湊「今日で最後ですから、ちょっとでも長くいたかったんです」
京「あ、そっか……」
今日で終わりなんだ……。
湊「京助君、キスして」
言われたままに湊さんに唇を重ねた。
湊「……朝にキスってなんかたまらないですね」
京「確かに」
おでこを合わせながら二人で笑いあった。
ベッドから降りて、二人でのびる。
京「湊さん、朝ごはんお願い出来ますか?」
ドアを開きながら湊さんに聞くと、
湊「はい、もちろんです……………」
頷いた後、キョトンとした。
まるで少し時間が止まったかのように固まった。
いつもと違う様な感じがした。
京「湊さん……?」
湊「え……あ……」
我に帰ったかのようにハッとして、いつもの雰囲気に戻った。
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