9月20日

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莉奈と うつ伏せになってじゃれあう。 背中の傷痕を指でなぞられた。 直「おい……」 白「何?」 直「……くすぐったい」 白「とか言って、ちょっと気持ちいいんじゃないの?」 う……。 当たってる……。 白「図星ね、その反応」 直「うるさいな、いいから止めろ……」 白「仕返しだから黙ってなさい」 直「お、おい……」 そこまで本気で抵抗しないのは、ちょっと嬉しいからだろうか。 白「んっ……ん……んちゅ」 莉奈が傷のところに唇を当てて、吸った。 ちょっと針に刺されたような感覚に陥った。 どうやら背中にキスマークを付けられたらしい。 背中て……。 白「これで直人は私の物」 ずるい顔で笑う、そんな莉奈の体には……。 直「言っとくけど、莉奈の身体中キスマークだらけだからな?」 白「え、嘘……」 直「莉奈には見辛いとこばっかだよ、首筋とか、お尻とか、あんなところとか……」 白「ど、どど、どうすんのよ……明日、学校よ?」 直「見えないとこにしてあるから大丈夫だ」 多分な。 白「なら、いいけど……」 いいのか? 白「あ……直人、ちょっと座って」 直「は?」 座るって言うのは、ベッドを椅子にしててってことか? 直「やだよ、いいから寝ようぜ……」 白「いいから、寝る前に一回だけ……」 直「………しゃーないな」 莉奈に言われた通り、渋々ベッドに座った。 正直、生きた心地がしない。 白「こんなにしてちゃ寝れないでしょ?」 直「………」 メチャクチャ恥ずかしい。 白「顔、赤くした……可愛い」 直「お前、Sだな……」 白「言ってなさい」 莉奈は俺の足の間に座り込み、見上げて来た。 白「散々、気持ちよくさせられたから、最後に私が気持ちよくさせてあげるね?」 直「無理しなくていいって……」 白「無理じゃないから黙ってて」 直「………っん」 莉奈がこんなにエッチだと思わなかった。 俺達は行為を終えた後、今度こそ眠りについた。
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