9月20日

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翌日、走れるようになった俺は部活に顔を出して走ることにした。 もちろん体力づくりだ。 ボールを蹴る前に走れなかったら意味はない。 元々テクニックなんてそんなにないし……。 走って頑張るタイプだったから。 「おっ、膝」 ランニングシューズに履き替えていると、隆太が声をかけてきた。 京「その呼び方止めてくれ……」 「いーじゃん、いーじゃん」 足元を見ると隆太もランニングシューズを履いていた。 京「隆太も走るのか?」 「あぁ、走る走る、一緒に走るべ」 京「ついてけるかな……」 「大丈夫だって、何する?」 そういやメニュー考えてなかったな……。 パッと頭に浮かんだメニューを口にしてみた。 京「200で」 「マジ?」 200というのは、200Mを確か25〓30秒で走るという……。 最悪なメニューだ。 まあ、走ることに最高も最悪もないが……。 「ちなみに……何本?」 京「……20本?」 「……15にしようぜ」 京「20でいーじゃん」 「お前、怪我明けなめんなよ?」 京「そういえば鎖骨 折ったことあったな」 あの時の傷は生々しかった……。 京「じゃあ、走れたら20にするよ」 「あぁ、それがいいと思う」 結局、20本走ることになったけど……。
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