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「久しぶりだけど、この緊張感はやっぱ戻ってきたって気にしてくれるな」
冬樹は、大きく1度伸びをしながらピッチを眺めていた。
「冬樹がいると安心すんな。あいつ居てこそのチームだからな」
夏目は、逆サイドから冬樹を見ながら軽くストレッチする。
「夏目と冬樹との連携は多少心配はあるけど、攻撃のバリエーションが増えるな。明希しか冬樹の本当の力知らないだろうし。この試合はもらった。」
長瀬は、頭のなかで試合を描いていた。一人目を閉じ集中する。長瀬の代名詞にもなっている行動だった。
そして、全員の気持ちが整ったと同時にキックオフされるのだった。
「よっしゃ!いくぞ!」
夏目が、キックオフ直後声をだし士気を高める。
いよいよ、スタートする。
ベスト8への最後の切符をかけて
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