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『葵どこの高校行くの?』
『うん?俺?』
話し掛けて来たのは幼なじみの由菜だ。知らないままギャルになったのはおいといて可愛いのは確かだ。
『葵って他に誰がいんのよ』
『あぁ……そっか。葉瀬高だけど?』
なんでそんなこと聞くのかも分からないけど一応言ってみた。
『葉瀬高行くの?あたしもじゃぁ進路そこにしよっと』
『なんでー?』
付いてこなくていいのにと思いながら理由を聞いてみる。
『エッ!?葵に変な女付いたら嫌だから監視すんの』
『俺が誰と付き合ってもいいじゃんかぁー別に彼女とか出来たことないし』
クスクスと笑いながら楽しそうに話す。
『あたしも彼氏いないよー。ずっと片想いまっしぐらみたいな』
『そいつに卒業式にでも告ればいいじゃんまぁギャル男だろうけどね。頑張ってよね』
その言葉を聞いた由菜は一瞬曇った顔をするものも頑張ると明るく振る舞う。
『頑張れよ~ってか勉強も葉瀬高行くならしないと由菜は頭良かったな』
そう言うと葵は一足先に廉と帰って行ってしまったのだった。
『むぅ…葵は全然振り向いてくんないし…片想いしてるのって辛いよ……葵』
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