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『スタメンか、前後半で交代するんだろうなぁ』
葵は、少し残念そうに言うも廉やみんなと試合をするのは楽しみで仕方無かった。
「葵、相手はヤル気満々みたいだぜ。」
廉の一言に白鳥を軽く見ると、バチバチと痛い視線が飛んでくる。
「構わないよ。廉がスタメンなら俺もぶんどってやる。それがキャプテンだろうが関係はないよ」
廉にそう言うと葵はシャワーを浴びにいく。
明日のためにも早い段階で汗を流しケアをしたのだった。
「葵君、ちょっといい?」
「んっ?」
葵は、同じ1年チームのボランチを務める湊に呼ばれた。
葵は、湊に呼ばれ湊の部屋へと上がる。
そこには、1年のスタメン全員が集まっていた。
そこからと言うものの試合に勝つために大議論が行われる。
エリート達は我が強い。よって色んな意見が出る。
そしてキーマンに上がるのは廉・陽介と葵のホットライン。
戒・湊の押し上げと、危機察知能力とパスカット。
光輝と威吹の両サイドバックのオーバーラップ。
一対一でも負けない。
この三点だった。
ここが明日の試合課題になるだろう。
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