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そんな他愛も無い話をしていると、ふと誰かがシャワールームに入ってくる。
合格者か、不合格者か、どちらか分からないもののこっそりシャワーを浴びる人を葵は見に行く。
「お前なにしてんねん?」
「えっ?」
シャワーを浴びている人を見ようとしたのが後ろから違う人に気づかれる葵。ふと振り向く。その声の主は陽介だった。
「陽介!!どうだった?」
「なんとか合格はしたで。なぁ光輝」
「ヒヤヒヤしたけどな」
葵が覗こうとしていたのは光輝だったのだ。
「よし、取り敢えずみんなで合格出来たからよしとしよう。」
でも1年が合格したと言うことはその分上級生が落ちているはず。
「白鳥さんは合格だけど。全員の実力を見極めるみたいです。」
やはり白鳥は合格。まだまだ力を隠している。
葵はそんな気がしたのだった。
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