~生死~

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翌日、練習に参加したのはと言うとレギュラー全員と。2年も落ちた全員の5人と1年は20人。そして三年は0人と……あからさまに激減していた。 「今回は、大倉の時のように声は掛けない。勝者が敗者にかける言葉は、全て屈辱に感じるに決まっている。だったら何も言わない」 葵も、とことんシビアに行くようだ。 それもそうだ、勝者から敗者にかける言葉など何一つない。 全ては、力量の差である。 葵達が、必死で特訓している時にサボっているのか、それとも真面目にやっていたのかの違いだった。 止めた奴等は、完全にサボりそして腐った奴等、そんな奴に声を掛ける程馬鹿げてはいない。 ただ友達にはなれる。 ただしサッカーの話は避けなければならないが。
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