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ん?
あ、やべ、寝てた。
ジュンスが飲み物を買いに行っている間に寝てしまった。手にはコーヒーが握られている。
隣を見ると、俺の肩に頭をコツンと乗せて寝ているジュンス。
「ありがとな。」
ゆっくりと立ち、ジュンスが起きないよう、ソファーに横にさせ、ブランケットをかけてあげた。
ユノヒョンは昨日と同様、ヒョンの手を握ったまま寝ていて、チャンミンは腕を組んで寝ている。
病室の時計を見ると、午前8時を回っていた。
うっそ…。今日、仕事入ってたよな?
「ユノヒョン?……ユノヒョン?今日の仕事は?」
「ん~……」
揺すって無理矢理起こす。
「あぁ……オフに、した。」
寝ぼけながら答える。
本当かなぁ。
「そ、それならいいんだけど…。……本当にない?」
「う………………ん。」
間が長い!
ま、無いって言ってるんだし、皆が起きるまで待つか。
「ふぁ~あ。」
目は覚めたものの、眠たい。
「ユ…ノ……。」
「え?」
ジェジュンヒョン起きてんの?
皆が夢の中、ジェジュンヒョンが目は閉じたまま喋り出す。
「……ユ……ノ…。」
寝ぼけてんのか?
「……怖い…よ……ユノ…。」
「ヒョン?」
怖いって…?
「や…ぁ…怖い……助け…て…。僕、ひとり…や…だ…っ…」
「ヒョンっ!どうした!?」
大量な汗をかきながら、唸りを続けるジェジュンヒョン。
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