第四章

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「僕は、最低な人間なの。探さないでよ。…見つけないでよ!」 ジュンスは身を取り乱して、俺の胸に顔を埋め、 「なんでよっ!…なんで…っ…なんでなの。」 そう言いながら、胸をパコパコと叩いてくる。 ヒョン達やチャンミンを思い出したならいいじゃないか。嬉しいことじゃないか。 なんで… 「なんで泣くんだよっ…!」 たった何日か前までは、幸せだったのに。 幸せすぎて、怖いくらいだったのに…。 どうして、神様はこんなにも不公平なんだろう。 あのジュンスの笑顔は何処へいった? なんで泣くんだよ…。 俺が聞きたいよ。なんで、泣いてんだよ、オレ。泣かないって…絶対に泣かないって決めたのに。 「ユチョン…ごめんね。本当に…ごめんなさい。」 ジュンスが謝る。 謝ることなんて、なにもしてないのに。 「ジュンス、家に入ろう。」 俺は深呼吸をしてそう言う。 ジュンスは返事はしなかったが、後ろから小さくなってついてきていた。 _
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