第四章

15/17
前へ
/153ページ
次へ
「えっとー…どっち?」 「あ、こっち!」 病院に着いて、ジェジュンヒョンの居る病室に向かう。 「ここだ。」 〔キムジェジュン 様〕 ─…コンコンッ 『……』 「あの、ユチョンだけど。」 『……』 「入るよ?」 『……』 「…もう入る!」 中からは一切応答がなく、返事も聞かずに入った。 中に入ると、涙で潰れたユノヒョンの姿と、頭を抱えて座っているチャンミン。 奥にはジェジュンヒョンが寝ている。 「なにがあったんだ?……どうした?」 理由を聞くが誰一人こっちを見ない。 「なにがあった?」 すると、チャンミンが顔をあげ、こう言った。 「ジェジュンヒョン、リストカットしていました…。」 頭が宙に浮いたようだった。 _
/153ページ

最初のコメントを投稿しよう!

638人が本棚に入れています
本棚に追加