第四章

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「ごめん、聞こえねぇ。もう一回言って?」 「あの、ジェジュンヒョンが……リストカットを…」 おい、嘘だろ? いつも笑ってたじゃん。いつも、楽しそうにしてたじゃん。 なんで…? 「──…僕のせいなのっ…?」 ジュンス? 「僕がジェジュンヒョンたちを忘れてしまったから?僕がヒョン達を苦しめたから?なんで…ヒョンはそんなことしたの…っ…?」 ジュンスは自分のせいだと思ったのか、ジェジュンヒョンに寄り添い、その傷跡を見つめて、泣き出した。 その様子を見たユノヒョンは、ジュンスの側に寄り、 「ジュンスのせいじゃないよ」 そう言ってジュンスの肩を掴み、優しく慰めた。 信じたくない。信じる気にもなんねぇよ。なんで? 「俺、気づいてやれなかった…。あんなに近くに居たのに。」 ユノヒョンが呟く。 よく考えてみれば、今の季節は冬だから長袖が当たり前。 衣装でも大抵が長袖だから、すぐには気づけない。 ジェジュンヒョン、なんで? 疑問だけが頭の中を駆け巡る。 _
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