第四章

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ヒョンが目を覚ますまで、俺たちは一言を言葉を交わさなかった。とてもじゃないけど、そんな雰囲気じゃない。 こんな俺でさえ、頭が麻痺しそうなぐらい、困惑している。 疑問は解けぬまま、俺とジュンスがココに着いてから約4時間が経過した。 「ジュっ……ジュース買ってこようか?」 この張り裂けそうな空気の中、ジュンスは明るくそう聞いてきた。それが作りだってことも、それが俺たちのためだってトコも…ジュンスらしい。 「ユチョン、何かいる?」 「んー、微糖のコーヒー、お願いしていい?」 「うん、任せて!」 ありがとう。 と言って、ジュンスに笑顔を向ける。すると安心したのか、一重の目を細めて、ジュンスも笑顔で返してきた。 「ユノヒョンとチャンミンは?何が飲みたい?」 「「……」」 どちらからも返事がない。 ユノヒョンはジェジュンヒョンの手を握りしめたまま、ベッドの脇に顔を伏せていて、表情がよく分からない。 チャンミンは椅子に座ったまま、何か考え事をしている様子。 「ヒョン、チャンミン!ジュンスが聞いてるんだから。いるの?いらないの?」 俺がそう少し怒鳴ったように言うと、チャンミンは少々ビクついた様子を見せ、平然と、 「あ、僕はユチョンヒョンと同じので。お願いします。」 そう言って視線を落とし、再び考え事を始めた。 「うん、分かった!ユノヒョンは何が飲みたい?」 「……何飲みたい?」 ジュンスが何度そう聞いても……無視。 ちょっと頭に来て、 「おい、ユノヒョ─…!」 いるかいらないのか問いただそうと思い、思いっきり体を起こすと……寝ていた。 思わず笑みが溢れた。 「ヒョン、寝てるみたいだから、ジュンスと俺とチャンミンの分だけ頼むよ!」 「はーい。待っててね!」 ははっ、どこにも行かないよ。 ジュンスは先ほどよりも元気を取り戻したのか、笑顔で部屋を出ていった。 _
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