第五章

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……。 重たい足取りで、みんなのいる病室へ向かう。 ─…ガラッ 「ユチョン!どこに行ってたんだよーぉ!」 病室に入るとジュンスが笑顔で迫って来た。 「担当医から話しがあって。」 それだけ言ってジェジュンヒョンに近づく。 「……辛かったな。」 これしか言葉が見つからない。 俺とジュンス以外はまだ夢の中にいる。相当疲れたんだろうな。 チャンミンに限っては、いろんな面で迷惑をかけているし。 「………ユチョン?」 雰囲気を悟ったのか、ジュンスは心配そうな顔をして、俺の顔色を伺う。 ジュンスだって、自分のことで精一杯なのに言えるはずないよ。 ただでさえ責任を感じるジュンスだから。 「ん、大丈夫だよ。ジュンスこそ大丈夫?よく眠れたか?」 昨日、あんな調子だったし、多分これからも何度かあると思う。 けど、ジュンスもジュンスで、すごく心配。 「大丈夫だよ?」 笑顔でそう言うジュンスの瞳の奥には、辛いんだ、そう書いてあるように見えた。 「何も出来なくてごめんな。」 「変なこと言わないでよ~」 「ごめん。ちょっと外行こうか?」 「……。うん。」 ジュンスはそれ以上、なにも聞いてはこなかった。 _
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