田辺晴哉(甘狼)

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タバコはセブンスターでヘヴィスモーカー。気分を変えたい時にはJPSソフトを吸う場合もあるが、軽いものにするとどうしても本数が増えてしまう。喫煙スペースが減っていることに憤りを感じている。吸いたい時に好きなだけ吸う為に、携帯灰皿を購入した。 コーヒーはブラックオンリーだが、恋人の為に冷蔵庫にはミルクとココアペーストを常備。 アルコールは基本ロックで。カクテルや酎ハイなどライトなものは受け付けないが、ウーロンハイはたまに飲む。酒豪でいくら飲んでも潰れることはない。 ご存知チョコ嫌いは中学生の頃から。予想通り、子供の時からバレンタインにチョコをもらっては喜んでいたが、中学になって急激に数が増えたこと。またその時期の女子がチョコを渡す為に、醜い争いをしているのを目撃したこと。この二つが原因でチョコ好きは鳴りを潜め、チョコどころか甘いもの全般が極度に嫌いになった。 年齢が上がるにつれ、対照的に辛いもの好きになった。ここだけの話、実は香辛料を持ち歩いている。 大学時代麻雀にハマり、バイトと徹マンに明け暮れ単位を落としそうになるが、ダブることだけはプライドが許さず麻雀は週一に減らしてダブりを回避。無事に卒業を迎え、あっさり就職した。 偉そうに命令する上司に殺意を覚え、反骨精神からバリバリ仕事をこなし、今の地位まであり得ないほどのスピード昇進。うるさく目障りな上司よりも上の立場になり、黙らせることに成功した。自分も偉そうだということに自覚はあるが、これは筋金入りなので直す気はゼロ。態度がでかいのに上からの文句が少ないのは、それを補って有り余るほど会社に利益を上げているから。つまり仕事ができる。 どんなに偉そうにしていても下がついてくるのは、言う通りにすれば間違いはないと知っているから。厳しくても結果的には自分の成績が上がるから。 ミスした時には見捨てずフォローも完璧にこなす。ただし完璧なのは作業のみ。誰もが震えあがるほど機嫌が悪くなり、目付きが尋常じゃない。人はそれを殺人ビームと呼ぶ。タバコと舌打ちが極端に増え、ドス黒いオーラを垂れ流し状態。近寄ろうものなら容赦なく鉄拳がとぶ。女に手をあげないのが信条なので、女子社員は無事ではあるが精神的に叩きのめされる。まさに鬼上司。 しかし全部が終わった時には、それなりに精神面のカバーもする。だから結局は皆が認めて敬っている。 ◆ ブラボー人生。
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