逢坂由希(HERO)

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身長181センチ、体重70キロ。 程よい筋肉がついていて、浅黒い肌と少しだけ茶色い髪は生まれつき。三人兄妹の長男のせいか、兄貴肌。面倒見がいいというよりは、世話好きのふしがある。 小学生の時に野球のチームに所属していた。六年生でキャプテンをつとめるが、弱小チームで一勝もできずに終わり、中学で野球部に入って絶対に勝つという決意を持って卒業。入学してすぐに仮入部でさっそく見学に行くが、坊主頭にしなくては入部できないという事実に激しいショックをうける。かっこつけたいお年頃だった為、固い決意を持っていたはずだったのに、あっさりサッカーに乗り換えた。初心者だったが持ち前のセンスと運動神経の良さを発揮、二年でレギュラー入りを果たし勝利をあげ、決勝ゴールを決めたことにより、調子に乗ってますますのめり込んでいった。そして部長に任命されて女子からも黄色い声援を浴び、その中の一番可愛かった子とつきあうことになり中三で初彼女ゲット。引退した夏、童貞を卒業。可愛くてたまらない彼女とラブラブだったが高一の秋、ライバル高のイケメンと二股をかけられていたことが発覚。ショックのあまりどん底まで落ちた。立ち直りサッカーでその男を叩きのめしたが、二股発覚以降、女とまともにつきあうのをやめた。ただし相手も納得してからの関係の為、だからと言って傷つけあったりすることはない。 一応はつき合うという形をとっていたが、その意味がないことに気づいてやめた。しかしセフレとは言わない。本人的にはなんかそれもしっくりこないから。 金銭的なことで女に負担をかけることはない。そして気まぐれにプレゼントを贈ることもある。 事後にはアフターケアを忘れない。体を拭いてやり、バスタブまで抱いていき優しくお湯に浸けてあげる。口が悪いので、初めて相手をした女は、そんなギャップにやられることもある。そこまでしても由希の中に恋愛感情はない。やることはやるのでそれなりの待遇でもてなすが、由希はその間楽しくはない。どちらかと言えば義務的な感じ。 女遊びをしているつもりはなく、友人からそう言われるのは心外らしい。
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